診療科のご案内
診療科のご案内CLINICAL DEPARTMENT

免疫内科(リウマチ・アレルギー科)

当科の特色

 当科は関節リウマチ・膠原病・アレルギー患者さんの健康を第一に考え、総合的かつ個別のケアを提供する専門の診療部門です。現在、常勤医2名、非常勤医2名の計4名体制で診療を行なっています。当科では関節炎の診断に超音波検査を行っています。また、最新の生物学的製剤や分子標的合成抗リウマチ薬(JAK阻害薬)などの治療手法を駆使し、患者さんの個別のニーズに合わせた総合的なケアを提供しています。
下記のような「免疫の異常」が原因と考えられる疾患が主な診療対象となります。
 また、当科は大阪大学医学部付属病院・免疫内科の関連施設であり、対応困難な合併症(重度な腎臓病変や脳神経病変など)は、大阪大学と密に連携をとって診療に当たっております。

対象疾患

関節リウマチ

かつては「慢性関節リウマチ」と呼ばれて「不治の病」の印象があった疾患ですが、ここ20年ほどで診断法や治療法が大きく進歩し、生物学的製剤やJAK阻害薬の登場により疾患予後は大きく改善しています。また、近年進歩した外科的治療法(手術療法)により大きくADLが改善する方も数多くおられます。手術療法の介入も整形外科医師チームと適宜相談しながら診療に当たります。

各種の膠原病

リウマチ性多発筋痛症、全身性エリテマトーデス、多発筋炎・皮膚筋炎、強皮症、混合性結合織病、結節性多発動脈炎、ベーチェット病、成人発症型スティル病、血管炎症候群など

「原因のわからない持続する発熱」「体重減少」「リンパ節の腫れ」「関節痛」「筋肉痛や筋力低下」「各種の皮疹(皮膚の発疹)」「レイノー現象(冷たいものに触れると皮膚の色が変わる)」「皮膚の硬化」「口腔内潰瘍」「むくみ」「息切れ」などの様々な症状が複合して現れることが特徴です。また膠原病に属する疾患の多くは、いわゆる「指定難病疾患」となっている疾患が含まれます。
診断法や治療薬も、ここ数年で大きく進歩しております。膠原病の疑いのある患者さんの診療を積極的に受け入れております。

アレルギー疾患

喘息、食物アレルギー

診療実績

疾患別新患者数

疾患名 2021年度 2022年度 2023年度
関節リウマチ 170 163 152
リウマチ性多発筋痛 16 18 21
全身性エリテマトーデス 22 39 28
ANCA関連血管炎 9 21 14
成人スチル病(スティル病) 18 9 4
ベーチェット病 4 2 1
シェーグレン症候群 74 57 47
顕微鏡的多発血管炎 15 8 12
皮膚筋炎 16 10 7
線維筋痛症 1 2 2
間質性肺炎 28 24 16

年度別新患者数

2021年度 2022年度 2023年度
新患者数 223 220 210
紹介件数 174 146 177
新入院患者数 87 95 112
入院延患者数 1944 1570 1736
外来延患者数 3441 3718 4000

施設認定

  • 日本リウマチ学会教育施設

スタッフ紹介

松浦 良信
副部長

専門分野
リウマチ・膠原病
アレルギー
所属学会
日本内科学会
日本リウマチ学会
日本アレルギー学会
認定
日本内科学会認定総合内科専門医
日本リウマチ学会認定リウマチ専門医・指導医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
大阪府難病指定医
緩和ケア研修会修了

葛谷 憲太郎
医長

専門分野
リウマチ・膠原病
所属学会
日本内科学会
日本リウマチ学会
日本臨床免疫学会
日本アレルギー学会
認定
日本内科学会認定内科医
日本リウマチ学会認定リウマチ専門医

船越 健司
非常勤医師

専門分野
リウマチ・膠原病・免疫
所属学会
日本内科学会
日本リウマチ学会
日本アレルギー学会
認定
日本内科学会認定内科医
日本リウマチ学会認定リウマチ専門医・指導医
大阪府難病指定医
緩和ケア研修会修了

堀 賢一郎
非常勤医師

専門分野
リウマチ・膠原病・アレルギー
所属学会
日本リウマチ学会
日本アレルギー学会
認定
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