当科の特色
麻酔科医の仕事は、手術侵襲から患者様を守ることです。そのために手術中の麻酔管理だけでなく、周術期の患者様の全身状態を良好に維持し、術後鎮痛にも積極的に取り組んでいます。
当院の手術室は7室で、麻酔科専門医9名体制で診療を行っています。麻酔科外来では術前の患者様の問診、診察を行い、全身状態を把握します。必要と判断すれば、追加検査を依頼する事もあります。そして麻酔方法や副作用について説明し、ご本人の希望を考慮に入れ、最適な麻酔方法を決定します。麻酔管理は全身麻酔、脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、超音波ガイド下神経ブロック(腕神経叢ブロック、大腿神経ブロック、坐骨神経ブロック、腹直筋鞘ブロック、等)を単独または組み合わせて行っています。術後疼痛に対して、自己調節鎮痛法(持続硬膜外麻酔、持続静脈内フェンタニル投与)や超音波ガイド下神経ブロックも行っています。
また緊急手術が多いことも当院の特徴です。緊急手術では術前にショック、貧血、不整脈、、心不全、呼吸不全など重篤な状態であることも少なくありません。そのような全身管理にも麻酔科医は最善を尽くしています。
診療実績
2021年 | 2022年 | 2023年 | |
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手術件数 | 3239 | 3233 | 3376 |
麻酔管理件数 | 2401 | 2456 | 2730 |
緊急手術 | 495 | 433 | 617 |
施設認定
- 日本麻酔科学会麻酔科認定病院