事務部 部署紹介
経営企画課
部署紹介
名前の如く、病院経営に関する業務を担っています。業務内容は大きく分けて3つあります。
1つ目は病院経営が黒字で推移出来るように、月毎の収入・支出を報告し、収益改善を提案しています。さまざまな方面からデータ分析を行い、病院の幹部に当たるメンバーと経営企画会議で、病院運営に関する議論を行い、結果を院内へ情報発信しています。
2つ目は広報に関する企画をしています。近年、情報の時代と言われるなか、ホームページの更新や院内広報誌の発行、登録医向けにメールにて院内の情報発信(メルマガ)の構成や配信、インスタグラムへの情報配信などを行っています。他にも、年報の作成や診療科のご案内等、広報に関する業務を引き受けています。
3つ目はシステム管理をおこなっています。国が急速に医療DXを推進し始めた医療業界で、電子カルテ、インターネットは外せない時代になっています。院内、院外のネットワーク環境の整備、セキュリティー管理を行っています。院内はポータルサイト(デスクネッツ)と電子カルテシステム、院外はインターネット環境を管理。また、個人情報保護に関する管理もシステム担当者がおこなっている。
ある一定の病院経験を経て、配属になるケースが多いです。病院経営がうまく回るように情報発信をおこなっていきます。
総務課
部署紹介
病院の事務業務は、いくつかの部署に分かれて、それぞれ専門的な業務に従事しています。その中で、総務課は、総務係、経理係、医局秘書係、防犯安全管理室と大きく4つの係を有し、ダイナミックに病院全体に係る事業を運営することもあれば、どの部署でも取り扱うことのない業務をカバーすることもあり、係の数だけでなく、その業務範囲は多岐にわたります。
業務内容が重たかったり、範囲が広かったりする分、担当係だけでは対応困難な場合は、総務課として、各係が協力連携できる体制を取っており、課全体で業務遂行するという意識共有を徹底しています。
総務係の主な業務
- 文書管理、郵便等に関すること
- 公印、公用車等の管理に関すること
- 渉外に関すること
- 院内伝達、院内掲示等に関すること
- 儀式及び祭典に関すること
- 不在者投票に関すること
- 保健所立入検査に関すること
- 職員健康診断、安全衛生に関すること
- 労働災害保険等の手続きに関すること
- 出張に関すること
- その他他課に属さないこと
経理係の主な業務
- 預金、現金の出納および保管に関すること
- 日計表および試算表に関すること
- 経費の支払いに関すること
- 予算(事業計画)および決算事務(事業報告)に関すること
- 財産目録、貸借対照表、収支計算および付属財務資料に関すること
- 資金計画、資金管理、運用ならびに借入金に関すること
- 会計監査等に関すること
- 不動産、法人登記事務、土地、建物(付属物)取得および管理に関すること
- 諸税の申請に関すること
- 損害保険に関すること
- 寄付に関すること
- その他経理に関すること
医局秘書係の主な業務
医師の指示により行う下記の業務
- 医師に関するデータ整理に関すること
- 医師の教育や臨床カンファレンス等の準備補助に関すること
- その他医師管理責任者が指示した医師事務作業補助業務に関すること
防犯安全管理室の主な業務
- 病院内における患者トラブル対応に関すること
- 防犯安全の指導に関すること
手続き的な職員対応に限らず、他部署他職種とも協力し合って事業展開することが多いこともあり、職種に関わらず、日ごろからコミュニケーション、交流が多い部署なので、職員との関係性を構築し易い部署だと思います。
また、働きやすい職場となるように、よりよい考えを誰でも発信しやすいよう、「心理的安全性」をモットーに、風通しのよい部署になることを常に意識しています。
総務課配属になれば、ルーチン業務はもちろんですが、それ以外にも様々な経験ができるので、個人としても病院事務職員としても成長を実感してもらえる職場環境だと考えています。
人事課
部署紹介
病院の事務といえば、多くの方々が医療事務を想像されるかも知れませんが、人事課の仕事も病院にとって欠かせない重要な仕事の一つです。
医師・看護師・コメディカル・事務職などの病院内全ての職種・部署とかかわりを持ち、その業務内容は多岐にわたります。
人事課は、大きく分けて2つの係で構成しています。
1つは、「人事係」です。
採用や異動など職員の動静管理をしています。病院の診療体制に影響がないよう、適正な人員配置を維持しなければなりません。
就職活動をされている方の対応をさせていただくのも、この人事係となります。
新卒から中途採用まで病院で働く全ての職種の採用活動を行っており、資料請求者への対応、病院見学やインターンシップなどの受入れ調整なども行います。
その後採用面接、入職手続き等行い、求職者一人ひとりと出来るだけ深く関わり、ただ採用するだけではなく、入職後も声を掛けあえるような関係を築けるよう心掛けています。
もう1つは、「給与係」です。
毎月職員の勤怠管理を行い、給与支給に関する業務を行っています。また、社会保険の手続きなどの労務管理に関する業務も行います。
適時改定される労働関係法令に対応し、適正な労務管理と対応ができるよう、知識の習得にも努めなければなりません。
また当院では人事制度を導入しています。
人事制度は①評価制度、②等級制度、③報酬制度から成り立ち「処遇と貢献の一致」をキャッチコピーに構築され、2020年から運用開始しています。
職員が患者さんに満足していただける医療を提供できるよう、働きやすい職場環境づくりに日々努めています。
主な業務
- 職員の求人、採用、異動、退職に関すること
- 職員の資格、免許等の管理に関すること
- 労働時間管理等、労務管理に関すること
- 給与や諸税徴収に関すること
- 社会保険の手続きに関すること
- 職員の研修に関すること
- 職員の福利厚生に関すること
- 人事制度の運用
- 医師の働き方改革の推進
- 産休、育休、傷病等の手続き
- その他、人事に関連した業務に関すること
用度・施設課
部署紹介
用度・施設課は、用度係と施設管理係に分かれております。
(用度係)
高額な医療機器の購入から文房具などの事務用品まで病院に必要な様々な物品の購入を担当しています。物品を各部署に円滑に供給することが主な業務ですが、それだけでなく、適切な価格で商品を購入できるよう価格交渉を行ったり、在庫管理を行ったりと病院経営にかかわるコスト管理も求められております。
多岐にわたる病院での業務は、医師・看護師等の医療従事者、事務職員だけでは成り立ちません。手術室で使用する機器の滅菌・洗浄業務、患者さんが使用する寝具や職員が着用するユニフォーム等の洗濯業務、診療材料等の物流管理業務、患者さんはもとより職員の安心・安全を守る警備等の業務等、委託業者との契約窓口としての業務も担っております。
患者さんによりよい医療や療養環境が提供できるよう、また、医療従事者がスムーズに業務ができるよう用度係では日々の業務に取り組んでいます。
(施設管理係)
建物や電気・空調・衛生など一般的設備のほかに病院特有の医療ガス設備などを委託業者協力(警備・清掃・日常的な設備運転管理など)の下、維持管理を行い軽微な故障は自営で重度の故障は専門業者に手配の上、速やかに対処しています。
また、消防訓練や地球温暖化防止への取り組みなども行い、安全で快適な療養・職場環境が提供できるよう努めると共に、中長期的な建物の増改築や設備の更新・改修を企画設計から業者発注、工事監理までを行っています。
なお、上記業務を行うには建築や各種設備の広く・(それなりに)深い知識が必要となるため、下記の資格を取得し業務に取り組んでいます。
防火管理者(必須)・防災管理者(必須)・自衛消防業務(必須)・エネルギー管理員(必須)・危険物取扱者・電気工事士・ボイラー技士・建築物環境衛生管理技術者・建築士・消防設備士・冷凍機械責任者・防災管理点検資格者ほか
医事課
部署紹介
患者の受診手続き及び各種案内、診療費の請求及び保険請求(レセプト請求業務)、施設基準等の各種届出、診療科毎の収支分析、収納管理、院内各種委員会の運営、患者サービスに関することからリスクマネジメントまで幅広く、様々な業務を担っている。又、課内には医師事務作業補助者が所属しており、外来診察室で医師の診療補助業務に携わっている。下記 「1)入口→5)出口」 まで、医事課員がシームレスに患者との関わりをもつことを強みとし、課内連携を密にすることで、「より患者ファーストな対応」を目指している。
1)初・再診窓口→2)外来診察室受付→3)外来診察室→4)外来診察室受付→5)会計窓口
- 初・再診窓口
- 外来診察室受付
- 外来診察室
- 外来診察室受付
- 会計窓口
医事課は、①外来患者を対応する、②入院患者に関する業務を担当する、③診察室における業務を担当する、3 つの係 と 11 の担当 で構成されている。
1つ目:「医療サービス係」
- 総合受付担当(初診・再診・文書受付・診療費授受窓口に関する業務)
- 一般診療科受付(23科)+検査科(3科)+外来カルテ管理 担当
(外来 患者+医師+看護師 の多種多様なシチュエーションのニーズに応じる業務) - 救急担当(救命救急センターの運営に特化した事務業務)
- 医療相談窓口担当(多岐にわたる相談対応業務)
2つ目:「企画・請求係」
- 外来請求担当(各種外来診療費請求・レセプト・査定・返戻業務等)
- 入院請求担当(各種入院診療費請求・DPCコーディング・レセプト・査定・返戻業務等)
- 医事企画担当(DPC関連・各種医事データ抽出・分析・施設基準等届出業務)
- 医事経理担当(入出金・未収金データ等の管理,各種日報等作成業務)
3つ目:「MS係(医師事務作業補助者)」
- 診療補助担当(外来診療における診療録の代行入力業務、入院診療計画書・退院サマリ作成等の入院関連業務)
- 文書担当(診療情報提供書・診断書等の医療文書作成補助業務)
- データ担当(学会等の診療に関するデータ整理・入力業務)
病歴管理室
部署紹介
病歴管理室は患者さんの医療記録=診療記録(カルテ)を管理し、医療スタッフが適切な情報にアクセスできるようにサポートしています。
診療情報管理士や院内がん登録実務認定者など、病院ならではの資格を持ったスタッフが担当しています。
1.診療記録の整備
診療に必要な書類が揃っているか、また必要な記録が記載されているかを点検しています。
2.診療情報データベースの入力
千里病院で入院患者さんに行われた診療に関すること(病名や手術など)を専用のデータベースに入力しています。症例検索などをこのデータベースから行います。
3.統計データ作成
データベースに蓄積されたデータを元に統計を作成します。
4.診療記録開示
患者さんの求めに応じて診療記録を開示します。
※診療記録開示=医療記録をご本人に提供すること
5.院内がん登録・全国がん登録の提出
専門の担当者が国立がん研究センターが定める様式に則り当院で「がん」と診断された症例について、院内がん登録と全国がん登録を提出しています。
※院内がん登録については「がん登録等の推進に関する法律」に定められています。
現在は電子カルテですが、診療に必要な記録が紙媒体である場合、スキャナで電子カルテに取り込みを行っています。また、古い紙カルテも保管しています。
事務ではありますが、診療部門の医師、看護師、コメディカルとの関わりが多く、院内全部署で最もカルテを使用する部署です。医療や病気についての知識も必要としますが、配属後に資格を取得する職員も多いです。