集中治療

集中治療

重症急性膵炎

急性膵炎はアルコール、胆石、高脂血症などが原因となり膵臓に急性炎症を起こす疾患であり、膵臓の消化酵素が活性化されて膵臓自身を消化して高サイトカイン血症をきたす疾患です。そのなかで重篤なものは重症急性膵炎といわれ、急性膵炎の約20%をしめます。重症急性膵炎では持続的な激しい上腹部の痛みのほか、ショック、呼吸困難、意識障害、腎機能障害など多様な症状を引き起こし、多臓器不全へと進行することもあります。予後は近年改善傾向ですが、死亡率は10%程度とされ、厳重な集中治療管理を要する疾患です。ICUでの治療としては、全身管理に加えて、タンパク分解酵素阻害薬や抗菌薬の膵局所動注療法、早期経腸栄養管理、持続緩徐式血液濾過透析などが行われます。また、膵壊死や感染を合併した場合はドレナージや外科手術を行う場合もあります。


  2012 2013 2014 2015 2016
総数 20 24 21 19 23
生存退院 18 23 21 16 21
救命率(%) 90 95.8 100 84 91.3