呼吸器・免疫内科

呼吸器感染症

はじめに

肺炎は現在日本において死亡原因として第4位を閉める疾患です(平成19年は人口10万対87.3)。特に70歳以上の方での肺炎死亡率は急激に増加しています。80歳以上男性の死因では悪性腫瘍に次いで第2位、90歳以上男性では第1位になります。これら高齢者は栄養状態が低下されて、免疫機能も低下されることにより、肺炎発症のリスクがたかまると思われます。

4つの肺炎

肺炎は発症の場によって次の4つ肺炎に分けられています。
(1) 市中肺炎 (2) 医療・介護関連肺炎 (3) 院内肺炎 (4) 人工呼吸器関連肺炎
(1)は病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎です。(2)はおもに介護・療養施設入所者の人に発症した肺炎です。(3)は入院後48時間以降に発症した肺炎です。(4)は人工呼吸器開始後48時間以降に発症した肺炎です。広義では(3)に含まれます。これらに分けられる理由は、(1) -> (4)になるにつれて死亡割合が増えるためです。これは発症した人の全身状態の違いと(3) (4)の場合の肺炎原因菌が、(1) (2)の場合とことなるためと考えられています。この肺炎原因菌は、緑膿菌やMRSAという通常の抗生剤では効果が弱かったり、耐性菌とよばれるもののためです。当科でも日本呼吸器学会で(2)について詳細な検討をして、学会報告をしていますが、MRSAを原因菌とする患者さんの治療は難渋するとの結果でした。

治療

上記肺炎に対して、成人市中肺炎診療ガイドライン・医療・介護関連肺炎診療ガイドライン・成人院内肺炎診療ガイドラインなどを参考に、抗生剤等を使用して治療にあたっています。ほか肺膿瘍・膿胸・肺結核症など、難治性の呼吸器感染症に対しても治療に携わっています。


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