放射線部

血管造影検査を受けられる方へ

血管造影検査とは

血管造影検査とは

専用の細い管(カテーテル)を動脈に挿入し、その先端を各臓器の分岐血管に進めて造影剤を注入することにより、診たい臓器の血管を映し出す検査です。


血管造影検査の方法

カテーテルを挿入する場所は、主に足の付け根の動脈です。
撮影は、カテーテルに造影剤を注入して、1秒間に数枚の連続した画像を約10秒~20秒間撮影します。
撮影中は呼吸を止める必要があります。合図にあわせて息を止めてください。
撮影時は急速に造影剤を注入するために、身体が熱く感じることがあります。

検査にかかる時間

検査の目的と内容にもよりますが、1時間~2時間程度です。1回の撮影で息を止める時間は20秒程度です。
検査中に何度か撮影をしますので、毎回同じように息止めをお願いします。

代表的検査・特殊検査

経カテーテル肝動脈化学塞栓術(Transcatheter Arterial Chemoembolization:TACE)
経カテーテル肝動脈注入療法(Transcatheter Arterial Infusion:TAI)
また、当院ではLCIという回転撮影を行うことで、CT検査のような画像が得られます。
これにより、目的血管を的確に把握でき、より精度の高い検査・治療が可能になりました。

次項に該当する方は、検査ができない場合があります。事前に医師とご相談ください。

  • 妊娠中、または妊娠の可能性がある方
  • 過去にヨード系造影剤に対するアレルギーがあった方
  • 喘息と言われたことがある方
  • アレルギー体質や、アレルギーの病気がある方
  • ヨード過敏症の方
  • 腎臓の働きが悪い方
  • 経口糖尿病薬(ビグアナイド系)を飲まれている方

治療例

造影剤で黒く染まった腫瘍に対し、塞栓物質と抗がん剤を流して動脈の血流を遮断し腫瘍細胞を壊死させます。(TACE:肝動脈化学塞栓療法)

  • 治療例

検査の流れ

検査の流れ

※検査や治療内容によって手順が異なる場合があります。主治医やスタッフからお話された内容をご確認ください。

CT検査Q&A

Q:食事について

A:検査によって異なりますので、ご相談ください。

Q:痛みはありますか、つらい検査ですか?

A:太い針を動脈や静脈に刺すために、刺す部分の皮下に麻酔をします。この麻酔のときに痛く感じることがあります。針を皮膚から血管に挿入するときに、挿入部分が『強く押される』感じがします。
また検査寝台の上では、大きく動くことができないので、動かないでじっとしていることが苦痛となるかもしれません。造影剤を注入して血管を撮影しますが、このときに身体が熱く感じることがあります。数秒でおさまりますので心配しないでください。
かゆい部分がある、だるい部分がある、緊張するなど、気になることがありましたら気軽に周りのスタッフに声をかけてください。

Q造影剤を使うとどうなりますか?

A:一時的に身体が熱く感じられる方もいます。
それ以外に造影剤が身体に合わず、吐き気や息苦しさ、かゆみなどの症状が出る方もおられます。
このような症状が出た場合はすぐにスタッフにお知らせください。
また授乳中の方は、乳児に影響を及ぼさないように、検査後24時間は授乳を避けてください。

Q:経口糖尿病薬(ビグアナイド系)を飲んでいるのですがどうしたら良いですか?

A:経口糖尿病薬(ビグアナイド系)を服用中の方は、造影剤を使用すると重篤な副作用が起こることがありますので、医師にご確認ください。

Q:被ばくが心配です

A:診断に用いる放射線の量は体には影響がないレベルです。使用する放射線の量もなるべく低い量で診断に必要な量でしか撮影していません。心配な場合は、医師とよく相談していただきます。

Q:止血はどのように行なうのですか?

A:検査が終了すればカテーテルを抜きますが、動脈に挿入したカテーテルを抜いた場合は、動脈の圧力が高いため止血処置が必要です。止血するために長い時間挿入部を圧迫します。詳しくは主治医や担当看護師におたずねください。


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