消化器内科

C型慢性肝炎に対する新しい治療について

C型慢性肝炎について

日本人の死因のトップは悪性腫瘍であり、肝癌はその中の主要な癌の一つです。そして肝癌の約7割はC型肝炎ウイルス(以下、HCV)が原因です。HCV感染者数は日本で150-200万人と推定されています。HCVに感染すると何十年という時間をかけてC型慢性肝炎、肝硬変を経て、肝癌が発生してくるといわれています。

インターフェロン注射を使わない、飲み薬の治療が可能になりました。

C型肝炎ウイルスを体内から排除できる可能性のある治療法は今まではインターフェロンという注射薬を含む治療でした。ただ、インターフェロンは比較的副作用が強いお薬です。高齢の方、肝硬変まで進んでいる、などの方は副作用のためにインターフェロンを使えない場合がありました。2014年9月3日より、そのようなインターフェロンを使えないIb型の方に対して、飲み薬の抗ウイルス薬だけで治療できることになりました。2015年5月からはII型のHCV治療に使える飲み薬も発売されました。
あとは各患者さんの腎機能や、他に投与されている薬との組み合わせによってはこれらの薬が使いにくい場合がでてきます。日本肝臓学会の作成したC型肝炎治療のガイドラインをもとに、総合的に判断して薬の使い分けを行います。


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