院長あいさつ

済生会千里病院は、平成15年4月に設立され、今年、平成28年で13年目を迎えます。この間には、新病院棟が平成18年に完成、また、写真は、当院災害管理棟完成後の写真です。平成25年9月に工事契約を結び、平成26年2月工事着工、平成28年1月末に完成しました。これで、災害拠点病院としての機能が強化されます。患者さん、ご家族の方、周辺住民の方々に、大変ご迷惑をおかけしました。
当院は、3次救急医療をはじめ、急性期病院として、また、地域医療支援病院として、地域医療機関との連携、特に、登録医の先生方のご支援により、安心して、安全な医療を提供することに、努めてまいりました。

平成27年度の1年間、よい意味でのトピックスは、日本人科学者によるノーベル医学生理学賞および物理学賞の受賞、金星探査衛星の軌道再修正を試み、金星の周回軌道への誘導に成功したこと、また、スポーツでは、ラグビーワールドカップで、日本が初勝利したこと、日本への外国人旅行者の増加などです。悲しいことも多く、国際テロの多発、局地的紛争による多数の難民発生、国内では、建設データ改ざん、多額不正経理処理の発覚など、コンプライアンスの低下が危惧されます。

平成27年度は、医療の適正な提供体制を全国で統一したルールで構築するために、地域医療構想策定の取り組みが始まりました。社会保障費のうち、医療・介護費用は、国民の高齢化が進むほど、増加しますので、地域で、有効に治療を行うことが、求められます。また、医療安全の観点から、医療事故調査制度の運用が、平成27年10月から始まりました。国民に安全で、信頼される医療を行うために、医療中に予期せずに亡くなられた方の原因を究明して、今後の再発予防に役立てることは重要です。

平成27年度から、当院の3年中期計画を策定し、「生き残りをかけた急性期病院改革」の名のもと、病院の構造改革を進めています。この1年間の全職員の努力により、病院改革への地固めができ、その上に少し新しい産物が見え始めています。平成28年度は、中期計画の2年目です。大きく飛躍しなければならない年です。病院の理念である「心のこもった医療」を行うべく、職員一同、努めてまいりますので、今年もよろしく御願い申し上げます。

平成28年4月 院長 木内利明