当院について
当院についてABOUT HOSPITAL

院長あいさつ

院長あいさつ

済生会千里病院院長 木内利明済生会千里病院の前身は昭和42年に大阪府と大阪府三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)とにより設立された大阪府保健医療財団新千里病院です。平成15年からは大阪府済生会千里病院となり、さらに平成18年から千里救命救急センターを併合して現在に至ります。ここ千里の地で50年以上にわたって地域の皆様方の健康を支えるお手伝いをしてきたことになります。

済生会は明治天皇が時の総理大臣 桂太郎に「恵まれない人々のために施薬救療し、済生の道を弘めるように」とのお言葉とともに与えられた御下賜金を基金として設立されました。辞典によりますと済生会の済は「すくう」、生は「いのち」のことです。したがって済生は文字通り「命を救う」という意味になり、「済生の道」は医療そのものということになります。しかし済にはもうひとつ「ひとしくする」という意味もあります。つまり済生には、生命は平等である、という意味もあり、済生には単に命を救うだけでなく、どんな人でも等しく救われるべきだというメッセージが込められているとも解釈できます。生活困窮者、高齢者、小児、障がい者、恵まれない境遇の方、、、世の中にはいろいろな方がおられます。そのような方々にも等しく最適な医療を提供していくのが当院の務めです。さらに大阪府がん拠点病院、地域医療支援病院でもある当院は、高度な治療を提供しつつこの地域の医療に貢献することと、救急症例の最後の砦となるべく機能することが求められています。また豊能二次医療圏では大阪大学附属病院と並び二か所しかない災害拠点病院のひとつとして地震や台風などの大規模災害時の医療活動も使命となっています。

このように当院はさまざまな役割を担っています。私たちは当院の行動規範である「心のこもったチーム医療を行う」に則り、この役割を果たすべく全力で職務に取り組んでいきます。今後とも変わらぬご理解、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

院長 中谷 敏(なかたに さとし) 略歴

1983年3月 大阪大学医学部卒業
1983年5月 大阪大学医学部附属病院第一内科研修医
1984年7月―1985年6月 大阪大学医学部附属病院麻酔科研修医
1985年7月―1985年12月 大阪大学医学部附属病院集中治療部医員
1986年1月―1987年6月 大阪警察病院心臓センター医員
1987年7月―1990年6月 国立循環器病センター研究所循環動態機能部心臓動態研究室研究員
1990年7月―1993年6月 国立循環器病センター心臓内科医員
1993年7月―1995年6月 Research Associate, Department of Cardiology, The Cleveland Clinic Foundation, USA
1995年7月―2001年8月 国立循環器病センター心臓内科医員
2001年9月―2008年3月 国立循環器病センター心臓内科医長
2008年4月―2020年3月 大阪大学大学院医学系研究科機能診断科学講座教授
2020年4月 済生会千里病院 院長着任
大阪大学医学部名誉教授

済生会千里病院
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